就職(転職)してからしばらく経ったけど、やっぱりなんか違うなぁ...。仕事が合わないのかな?でも、直感で仕事を辞めるって、どうなんだろう。
本記事では、上記のようなお悩みを解消します。
<本記事の内容>
仕事や職場に違和感を感じて、「なんか違う...」と感じるのは、珍しいことではありません。しかし、その直感に近い考えで仕事を辞めてしまうのは良いものか、悩んでいる方も多いでしょう。
本記事では、「なんか違う」の直感で仕事を辞めて良いのかどうかについてお話します。
結論から言えば、直感で仕事を辞めるのは「あり」です。しかし、人によっては仕事を辞めないほうが良いケースもあるため、本記事を参考に、直感に従って仕事を辞めるべきか否か、考えてみてください。
「なんか違う」の直感は仕事・職場が合わないサインかも?
直感と聞いて、「感情的な意思決定」をイメージする方が多いかもしれません。
しかし直感という意思決定のプロセスは、実は科学的にその合理性が証明されています。
つまり、「感情的な意思決定」ではなく、これまで積み上げた経験や知識から生まれる、「瞬間的かつ論理的な意思決定」なのです。
直感の科学的根拠については、以下の記事で紹介しているので、本記事と合わせて参考にしてみてください。
直感に科学的根拠があるとすると、「なんか違う」と感じるのは、仕事や職場が合わないサインを、脳が発しているのだと考えられます。
ちなみに、仕事や職場に対して「なんか違う」と感じやすいのは、以下のような瞬間です。
こうした瞬間に「なんか違う」と直感した人は、仕事・職場が合わないサインかもしれないので、転職を考えてみてください。
「なんか違う」の直感を放置して仕事を続けるとどうなる
「なんか違う」の直感を放置して仕事を続けると、良いことは起きません。私も体験したことがあるので、ほぼ間違いなく、悪いサイクルに陥ります。
では、「なんか違う」の直感を放置して仕事を続けるとどうなるか、確認していきましょう。
数年後に結局辞める
仕事・職場に対して「なんか違う」と直感した人のほとんどは、数年後には仕事を辞めています。私も、同じように「なんか違う」と直感した知人も、結局みんな仕事を辞めました。
前述のように、直感を科学的に考えると、脳にとって効率的な意思決定プロセスです。単に感情的になっているのではなく、自分の経験や知識を総動員して、瞬間的に導き出された結論なのです。
つまり、「なんか違う」の直感はほとんど正解を叩き出しています。同時に直感的に「なんか違う」と感じた気持ちを覆すのは、かなり難しいでしょう。
「なんか違う」と直感した人は、今は我慢できたとしても、おそらく数年後には結局仕事を辞めています。
ストレスが延々とつづく
「なんか違う」という直感は、いわば拒否反応に近いものです。自分は拒否したいにも関わらず、その状況が続けば、当然ストレスがかかります。
仕事を辞めたり転職したりしない限り、そのストレスは延々とつづくでしょう。
ストレスがかかり続けると、心身のいたるところに不調が生じます。
寝つきが悪い、朝起きられない、何だか体調がすぐれない、いつも不安を感じるといった不調に始まり、最終的にはうつになってしまう人もいます。
ストレスが延々とつづく場所にいる必要はありません。それは、自分にとって最適な居場所ではないのです。
仕事のモチベーションが上がらない
「なんか違う」の直感を抱えたまま、仕事のモチベーションが上がることはありません。
仕事のモチベーションが上がらなければ、仕事は楽しくないですし、当然パフォーマンスも下がります。
すると、残業時間が長くなりプライベートの時間が少なくなったり、周囲と比べて劣等感を抱えたりするようになります。
人生の大半を占める仕事だからこそ、モチベーションを高めて楽しく仕事がしたいものです。しかし、直感的に「なんか違う」と感じている仕事・職場では、それがかなうことはないでしょう。
仕事の評価も上がらない(≒出世できない)
仕事のモチベーションが下がり、思うように成果も出ません。つまり、仕事の評価が上がらないため、出世もできません。
「なんか違う」と直感しながらも、どんどん出世して、給料が増えればストレスは軽減されるものです。しかし、「なんか違う」という負の感情を抱えたまま、出世して給料を増やすのは、おそらく不可能です。
自分のキャリアアップのためにも、「なんか違う」の直感には早めにしたがうことをおすすめします。
「なんか違う」の直感で仕事を辞める前に考えるべきこと
「なんか違う」の直感を放置して仕事を続けると、100%に近い確率で、ストレスを抱え、負のサイクルに陥ります。しかし、直感で仕事を辞める前に考えるべきことがあるので、ここで紹介しておきます。
自分は直感型の人間だろうか?
まず、自分は直感型の人間かどうかを考えてみてください。直感は科学的に証明されている意思決定プロセスですが、精度が悪い場合もあります。
「なんか違う」の直感が実は間違っていたら...。と考えると、恐ろしくて仕事を辞めたり、転職したりはできません。
自分が直感型な人間かどうかの判断基準は後述するので、参考にしてください。
十分な貯蓄はあるだろうか?
仕事を辞めると、無収入になります。もちろん、仕事を辞める前に転職活動を始めるのがベターなやり方ですが、転職活動が上手くいかず、無職期間が生じる可能性もあります。
その際に、十分な貯蓄がないと、かなりのストレスを抱えながら日々を過ごすことになるので注意してください。
知人の経営者に、70歳で会社を引退した人がいます。十分な貯蓄があるにもかかわらず、無収入で支出ばかりの日々は不安に感じるそうです。
最低でも、「仕事を辞めてから3カ月間暮らしていけるほどの貯蓄」があるかどうか、チェックしてみましょう。
転職活動はできるだろうか?
転職活動を最後までやり切れるかどうか、これも考えておきましょう。
ちなみに、転職を成功させるためには、下記のようなスキル・能力が必要です。
- 情報収集力
- 情報分析力
- 意思決定力
- 行動力
- 言語化能力
- 自己管理能力
- ビジネスマナー
- コミュニケーション能力
こうして並べてみると、転職成功に必要なスキル・能力はかなり多いですね。転職活動においては、いずれかのスキル・能力を突出している人よりも、バランス良く備えている人の方が成功する傾向があります。
「ちょっと自信がないな」と思った人も多いと思いますが、安心してください。転職エージェントがあります。
転職エージェントのアドバイザーは、転職希望者の目的や目標、キャリアなどを総合的に分析し、最適な転職サポートを提供してくれます。
したがって、自分で転職活動を乗り切る自信がない人は、転職エージェントを積極的に利用しましょう。
転職エージェントは登録無料で、転職に成功した場合でもサービス費用が発生しません。
転職エージェントの仕組みが気になる人は、おすすめの転職エージェント記事を参考にしてみてください。
家族やパートナーに相談しただろうか?
家族やパートナーは、自分を支え応援してくれる大切な人です。「なんか違う」と直感しても、家族やパートナーに相談せず、衝動的に仕事を辞めたり転職したりする行為はやめましょう。
「なんか違う」の直感で仕事を辞めるべき人の特徴
「なんか違う」の直感で仕事を辞めるべき人もいれば、辞めるべきではない人もいます。ここでは、直感に従って仕事を辞めるべき人の特徴を紹介するので、自分に当てはまるかどうか、チェックしてみてください。
普段からよく考え事をするほうだ
よく考え事をする人は、人一倍、脳の中でトライ&エラーが繰り返されています。その分、物事に対する正解を導き出す力が、人よりも大きいということです。
したがって、普段からよく考え事をする人の「なんか違う」という直感は、限りなく正解に近いと言えます。
「よく考え事をするから直感型な人ではない」と誤解しがちですが、実は最も直感が当てになる人です。
情報収集をするのが好きだ
情報収集をする人も、直感が当たりやすい人だと言えます。
前述のように、直感というのはこれまでの経験や知識を総動員した、瞬間的な意思決定プロセスです。つまり、脳内の情報が多いほど、直感の精度は高まります。
ちなみに僕は、直感で動くことが多いですが、間違ったり後悔したりしたことは、ほとんどありません。
普段からよく考え事をしますし、情報収集も好きです。
そしてもう一つ、「そんなことよく覚えてるね」と周囲から言われます。
よく考え事をして、情報収集が好きな人は、自然と記憶力が鍛えられているのかもしれません。
直感はこれまでの経験や知識を活かした意思決定プロセスですから、記憶力が良ければ、直感お精度も増すはずです。
あくまで仮説ですが、これらに当てはまる人の直感はよく当たると言えます。
今まで直感に従った経験がない
これまでの人生の中で、直感に従って経験がない人ほど、「なんか違う」の直感に従ってみてください。
仕事・職場に対して「なんか違う」と感じるのは、完全なミスマッチです。これを認めた上で、「なぜミスマッチが起きたのか?」を考える必要があります。
就職活動(転職活動)をしていた頃を思い返してみると、「直感よりも客観的な意見を大切にしていた」という経験はないでしょうか?
もしかすると、「直感に従わなかったこと」が、ミスマッチが起きた原因かもしれません。そうした人は、今こそ自分の直感を信じてみてください。
「なんか違う」の直感で仕事を変えるのはあり
転職するきっかけは人それぞれです。
たとえ、「なんか違う」という直感だとしても、自分にとってしっくりくる仕事・職場に出会えれば、それが自分にとっての幸せだと言えます。
改めて伝えておきます。
「なんか違う」の直感で仕事を変えるのは、「あり」です。
直感で仕事を辞めるのは「悪い」と考えてしまう人は
「なんか違う」の直感で仕事を変えるのはありですが、「辞めたいと言いづらい」という気持ちもあると思います。入社して1年未満の人は、会社を辞めることに対して、なおさら気負ってしまうことでしょう。
しかし、会社を辞めなければ、自分に合った仕事を始めることはできない。ジレンマですね。
そこで利用してほしいのが、退職代行サービスです。
退職代行サービスは、あなたに代わって退職意思を会社に伝えてくれたり、退職に必要な手続きを行なってくれるサービスのこと。
これを利用すれば、「会社に辞めたいと言えない」という人でも、安心して、かつ短期間で退職できます。
ちなみに退職代行サービスは、運営元によってサービス内容が異なります。
退職代行サービスを利用するなら、弁護士法人か労働組合が運営するサービスがおすすめです。
民間企業は料金が安く、退職意志を伝えることはできますが、法的処置はもちろん代理交渉も行えません。代理交渉ができないため、有休消化を利用した即日退社も難しくなります。
料金は少し高くなりますが、確実に退職し、代理交渉まで行なって欲しい人は労働組合を。訴訟トラブルに発展しそうな場合や、労災認定の依頼なども含めて対応して欲しい場合は、弁護士法人が運営する退職代行サービスを利用しましょう。
おすすめの退職代行サービス3選
労働組合と弁護士法人が運営している退職代行サービスの中から、おすすめのサービスを3社厳選しました。
- 退職代行ガーディアン
- みやびの退職代行サービス
- わたしNEXT
それぞれの特徴を解説します。
1. 退職代行ガーディアン
運営元 | 東京労働経済組合 |
料金 | 29,800円(税込) |
追加料金 | なし |
即日対応 | ○ |
代理交渉 | ○ |
返金保証 | ○ |
対応時間 | 24時間対応 |
相談方法 | 電話 LINE |
決済方法 | 銀行振込 クレジットカード |
公式サイト | https://taisyokudaiko.jp/ |
1つ目におすすめする退職代行サービスは、【退職代行ガーディアン】です。
退職代行ガーディアンは、法適合の労働組合が運営する退職代行サービスなので、違法性がなく、安心して利用できます。
同じ労働組合が運営する退職代行サービスの中でも特に評判がよく、退職できるまで徹底サポートしてくれるのが特徴です。もちろん、有休消化や退職金などの交渉も可能。
退職にかかわるすべてを丸投げしても、コミコミ29,800円(税込)なので、料金面まで優しいサービス設計です。追加料金や期間制限はありません。
退職届ともに、業務引き継ぎを書面郵送で完了させた実績もあるため、「もう会社に行きたくない」という人も、まずは相談してみてください。
\退職代行ガーディアン/
2. みやびの退職代行サービス
運営元 | 弁護士法人みやび |
料金 | 55,000円(税込)〜 |
追加料金 | 回収額の20%※ |
即日対応 | ○ |
代理交渉 | ○ |
返金保証 | × |
対応時間 | 24時間対応 |
相談方法 | LINE メール |
決済方法 | 銀行振込 |
公式サイト | https://vc.taishoku-service.com/ |
2つ目におすすめする退職代行サービスは、【みやびの退職代行サービス】です。
みやびの退職代行サービスは弁護士法人が運営する退職代行サービスなので、安全性・透明性・確実性、いずれもトップクラスのサービスを提供しています。
弁護士法人が運営する退職代行サービスのメリットは、会社とのトラブルまで丸投げできることです。たとえば、残業代や退職金などの支払いを会社が対応した場合、法的措置を取ってトラブルを解決できます。
ブラック企業に勤めているなど、退職時にトラブルになりそうな場合は、弁護士法人が運営する退職代行サービスを利用するのが確実です。
その中でも、みやびの退職代行サービスは24時間対応などサポート力が高いので、おすすめです。
\みやびの退職代行サービス/
3. わたしNEXT
運営元 | 退職代行toNEXTユニオン |
料金 | 正社員:29,800円(税込) バイト:19,800円(税込) |
追加料金 | なし |
即日対応 | ○ |
代理交渉 | ○ |
返金保証 | × |
対応時間 | 24時間対応 |
相談方法 | LINE メール |
決済方法 | 銀行振込 クレジットカード デビットカード スマホキャリア コンビニ コンビニ後払い 楽天ペイ PayPay PayPal |
公式サイト | https://taishoku.to-next.jp/ |
3つ目におすすめする退職代行サービスは、【わたしNEXT】です。
わたしNEXTは女性専用の退職代行サービスであり、「女性が選ぶ退職代行サービスNo.1」を獲得しています。労働組合が運営しているため、有休消化や残業代の支払い請求、退職日の調整なども代理交渉してくれます。
対応はすべて女性スタッフが行ってくれるので、女性ならではの職場のポジションや立場を理解してくれた上で、退職をサポートしてくれるのが特徴です。
決済方法が非常に多いので、好きな決済方法を選べるのもメリットの一つ。料金は正社員なら29,800円(税込)、アルバイトやパートなら19,800(税込)と、料金面も親切なサービスです。
男性の人は、同じ労働組合が運営している退職代行サービスの、【男の退職代行】を利用できます。
\わたしNEXT/
おわりに
「なんか違う」の直感で仕事を辞めても良いものか悩んでいる人は、どうかその直感を信じてみてください。
それでも不安だという人は、以下の記事にて、直感で仕事を辞めた人の口コミ・体験談を掲載しているので、参考にしてみましょう。